今日のお昼にヒルナンデスのコーナーで、金魚すくい対決をやっているのをぼんやり見ていたら、実家の金魚を思い出しました。
6、7年くらい前のお祭りで、姪っ子か甥っ子がすくってきた金魚が、なぜか実家で飼われることになって、残り3匹になってから巨大化が進んでいました。
それが2年くらい前に1匹になってしまって、その1匹が更に巨大化して、20センチ以上になっていたと思います。
水槽も小さくなって窮屈そうだったし一匹で寂しいそうだったのか、父が市役所に相談に行って、近所の学校の池が受け入れてくれることになりました。
時々、姪っ子が見に行くと今でも元気に泳いでいるそうです。。
昔から、よく生き物がやってくる我が家でした。
マンションなので、大きな動物は飼えなかったのですが、金魚とか、ハムスターとか、インコや文鳥など、常に何かを飼っていました。
たいてい父が買いに行こうと言って、ペットショップからやってくるのでしたが、家族の誰かがもらって来たり、連れて来たりということも、けっこうありました。
まずは姉。
姉は小学校の友達からインコを2匹をもらってきて、それを飼っていましたね~。
面倒は姉と私でみていました。
今でも、指に乗せたインコの足の感触や重さ、お腹の毛の柔らかさ、温かさなどを思い出せます。
他のインコを飼った時期もあり、しばらくはインコ時代が続きましたが、何年かしてインコが死んでしまってからは、次にハムスター時代が来ました。
たしか、最初に来たハムスターも姉が友達からもらってきたのでした。
そういえば、それとは別に姉が小学校低学年時代に犬をもらってきてしまったこともありました。
当時はまだ私達の住むマンションでは犬は飼えなかったので、母に怒られていましたが、姉が返せないからと、祖母にお願いして飼ってもらうことになったとか言っているうちに、詳しい経緯は忘れてしまったけれど、元の飼い主さんの所に返すことになっていました。
そして父、まだ私が小学校低学年くらいだった時に、仕事の帰り道に犬を拾ってきました。
マルチーズみたいな白い犬が洗面所にいて、可愛くてワクワクしたのを憶えています。
しかし、マンションで犬猫は飼えなかったので、母に
「ぜったいダメ!!!」
と言われていて、次の日学校から帰ったら、もう白い犬はいませんでした。
そして私が20代半ばくらいの時に、父が知り合いから犬を譲り受けてきました。
その頃にはもう、実家のマンションでは犬猫を条件付で飼ってよくなっていたのですが、最初はみな反対していました。
誰が面倒見るの?大変だから!
みたいな感じで、子供の頃はワクワクした私も反対していたのですが、結局犬は我が家に来ることになりました。
*ウチの犬ではないです。子犬時代がちょっと似ているワンちゃんの写真です。
最初は反対した家族も、子犬が来てみたら虜になってしまいました。
私も、ソファで寝ていて目が覚めると私にピタっとくっついていたりと、今までの小さいペット達では経験したことのない感じに、この上ない幸せを感じました。
残業の日々も、帰ったら犬が待っていると思うと頑張れた時もありました。
14歳で死んでしまったけれど、本当に家族の一員だったなぁと思って、今でも恋しく思う日があります。
私は小さい頃から、けっこう優等生タイプの人間だったので、あまりルールから逸脱することはしなかったし、安全な道を行くようなタイプでした。
だから、姉とか父のように、動物を連れて来たりはしなかったんですけど、もし犬を飼うことがなかったら、あんな幸せな経験はできなかったんだなぁと思ったりします。
そんなことから転じて考えると、人生って計算通りだったり、あんまりイレギュラーなことを恐れすぎると、つまらないものになってしまう可能性があるように思うのです。
と言っても人のさがって、そんなに急には変わらないんですよね。
だから、軽いトラブルを持ち込むような人が周りにいると、ちょっとは人生は面白くなるのかもしれないですね。
逆に、そんなつもりじゃないけど軽いトラブルを持ち込む人は、実務でしっかりしているタイプ(私とか?笑)がいると助かる場合もあるかもですよね。
お互い持ちつ持たれつだなぁと思います。
ちなみに今、姉の家ではカメを飼っているようです。