前回、慎二の助け舟が災いして、凪の母の前で、凪と慎二が結婚する流れになってしまいましたね。
実家のリフォームの件では母に負けてしまった凪。
今回の結婚問題ではどうなるのでしょうか?
第9話のあらすじと感想、本やCDの情報をまとめましたので、読んでみてくださいね。
「凪のお暇」 NEWS!
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★「凪のお暇」オリジナルサウンドトラックが9月4日に発売されました!
「凪のお暇」 基本情報
原作
コナリミサトさんのコミック「凪のお暇」
出演者
大島 凪・・・黒木 華
我聞 慎二・・・高橋 一生
安良城 ゴン・・・中村 倫也
坂本 龍子・・・市川 実日子
吉永 緑・・・三田 佳子
白石 みすず・・・吉田 羊
白石 うらら・・・白鳥 玉季
中禅寺 森蔵(バブルのママ)・・・武田 真治
大島 夕・・・片平 なぎさ
市川 円・・・唐田 えりか
エリィ・・・水谷 果穂
足立 心・・・瀧内 公美
杏・・・中田 クルミ
親戚・・・ファーストサマーウイカ
「凪のお暇」第9話 あらすじ
急に東京にやってきた凪の母に、古いアパートにいることと髪型のことをごまかすために 凪と慎二は結婚資金を貯める為という嘘をついてしまいました。
そんな嘘でその場をしのげると思ったわけですが、凪の母はグイグイ結婚話を進めます。
慎二の母に電話で挨拶したいという凪の母の要望に、慎二は最初、バブルのママになんとかしてもらおうとママに電話しますが、ママはカラオケに夢中で役に立たず、結局、本物の慎二の母に電話をすることになります。
凪の母と慎二の母は電話で直接話すと更に話が進み、慎二の祖母の米寿のお祝いの時に、顔合わせをすることになってしまいました。
その様子を部屋の窓の隙間から見ていたゴンは肩を落とします。
凪の母が上機嫌で北海道に帰った後、エレガンスパレスの中庭に集まった凪、坂本さん、みすずさん、うららちゃん、緑さん。そして慎二も。
坂本さんは慎二に
「わざとですよね。」
と、慎二が凪と結婚したいがためにわざとそういう展開に持っていったのではないかと言います。
わざとではないと否定する慎二でしたが、凪との結婚生活を妄想して、まんざらでもない様子です。
一方、慎二との結婚生活を妄想してみた凪は、恐い夫と夫とよく似た口の悪い息子2人が登場し、やっぱりこのまま慎二と結婚するわけにはいかないと思うのでした。
ゴンの部屋から自宅に帰ろうとする慎二に、ゴンは凪のことはどうするのか、好きなのか、やり直さないのかとききます。
「誰が」
と吐き捨てるように言う慎二に、ゴンは
「じゃあ泣かないでね。」
「誰かに取られても。」
と言います。
慎二はエレガンスパレスを去り、「慎二のお暇」は終わりました。
ゴンは、アパレルショップで働くエリィの所に行き、凪への気持ちを打ち明けます。
「好きな人がさ、他の奴と一緒にいるって思ったら、俺のものにならないって思ったら、壊れそう。」
「負けたくない。俺、本気出してみる。」
と店を出て行きました。
米寿パーティーの時の顔合わせを、つぶすと凪に言っていた慎二でしたが、実家の母があまりにも盛り上がっていて、凪の母とも意気投合してしまっていて、つぶすことができませんでした。
凪も、電話で話す母が結婚にものすごく乗り気な様子で、腹痛を起こします。
坂本さんと緑さんが話しているところに、松山の弁護士がやってきました。
松山の有名な旅館の跡取り娘だった緑さん。
妹さんが病気のようです。
会いにに行かなくていいのかという坂本さんに、緑さんは、結婚式直前に旅館も婚約者も全部妹に押し付けてトンヅラした自分が、今更合わせる顔があるかと話します。
慎二が不在の会社で、携帯を見る市川さん。
トークアプリで慎二に何度も連絡をしていますが、慎二からの返事はありません。
市川さんの古巣の大阪から出張でやってきた梅竹さんから、大阪の取引先のオジサン達は、みな市川さんの顔が目当てだったと言われてショックを受けます。
さらに、足立さん達が、市川さんが大阪で「空気クラッシャー」とあだ名をつけられていたと話すのを聞いてしまい、またまたショックを受けます。
クラブに現れたゴンは顔に傷がありTシャツも破れていて、エリィ達が心配します。
スナックバブルで話す凪と慎二。
結局、顔合わせはつぶせなかったので、なんとかその日は乗り切って、後日別れたという展開にしようと示し合わせました。
「 日曜5時、両家顔合わせな!」
と慎二が店を出ようとした時に、市川さんが現れました。
ママや凪もみんなで市川さんの話を聞いたところ、子供の頃から、その顔の可愛いさゆえに、周りから人間関係を壊すと言われ、頑張りが認められないと悩みを打ち明ける市川さん。
慎二がそんな自分をわかってくれて、まだ可能性があるのかもしれないと思いたくて来たことを話し出す市川さんに、慎二は「ごめん」と謝ります。
「ご結婚おめでとうございます!」
と店を去る市川さん。
ここで、ママや凪達も状況がつかめて、慎二が市川さんをつまみ食いして放置したことが判明し、最低とののしられます。
市川さんの後を追い、送ろうとする慎二でしたが、最後は市川さんにひっぱたかれて終わりました。
市川さんの可愛い顔に惹かれていた自分に気づく慎二なのでした。
一方、ママに凪と慎二は似たもの同士と言われ、否定する凪でした。
外でお昼ごはんを食べながら話す凪とゴン。
慎二の家族のことを何もわかっていなかったと話す凪に、ゴンは慎二の兄の存在も明かします。
母との関係で、自分は変われないと話し、ゴンの顔の傷を心配する凪。
保冷材を差し出す凪の手を握りながら、ゴンは、凪のことを思っていることを遠回しに伝え(凪には上手く伝わっていないようですが)、自分は凪のことで変われたから、人は変われると思うと話します。
顔合わせ当日、髪の毛をストレートにしようとする凪でしたが、それをやめて、天然パーマの頭で行くことにしました。
ゴンの部屋に来ているエリィ。
ゴンの顔の傷の理由がわかりました。
ゴンが女性たちから鍵を回収していた時の傷だったようです。
エリィから最後の鍵を返してもらったゴンは、エリィに詫びますが、エリィは
「何の話?」
とはぐらかし、
「頑張れ」
と優しく言い、部屋を去って行きました。
米寿パーティーの顔合わせ当日。
母に髪型をみっともないと指摘される凪でしたが、そのまま会場へと向かいます。
パーティーの前に両家が挨拶をし、いい雰囲気が流れているようでしたが、慎二の母によって壊されていきました。
慎二の母は、凪の父が病気で亡くなったのではなく、借金で蒸発したと言い、凪が会社を辞めて水商売をしていることなどを、次々と暴いていきます。
これに、凪を問い詰める母と、ヒステリーを起こし泣き始める慎二の母、どうにかしようとする慎二、という状況で、慎二の兄の慎一が登場します。
アメリカにいるはずの慎一が登場したので、会場の親戚達も騒然とします。
そこへ、ずっと日本にいたと言い放ち、自伝を出すからと本を配る慎一。
親戚の前で、母の整形の話や父の別宅(愛人宅)の子供のことなどを大声で暴露します。
なんとかごまかそうと必死の慎二の様子を見て、凪は
「この人、私だ」
と思います。
嵐のように去って行った慎一でした。
その様子を見た凪の母は、
「さすが、あなたが選んだ人ね。」
と凪が昔から期待に応えないと指摘し、慎二の家族を「みっともないご家族」と言って凪を連れて帰ろうとします。
「嫌い。お母さんが、ずっと。」
と本当の気持ちを話し始めます。
「ごめん。私、お母さんのためには生きられない。」
と母にきっぱりと言い、母の期待に応えない自分の方が楽しいと言って、母の元を去ります。
そして慎二にも、
「もう止めよう、空気読むの。行こう、慎二。」
と言って、2人で会場を後にしました。
家族が幸せだった時代が全部は嘘じゃなかったと思いたかったかったのかもしれないと話す慎二に、母が好きだった時代もあったことを話す凪。
破断になったことを表面上喜ぶ2人でしたが、泣き始めます。
母にひどい事を言ったと泣く凪に、祖母にお祝いを言えなかったと泣く慎二。
2人は嗚咽をあげて、泣き崩れます。
北海道に去って行った母。
そして旅立ちの装いの緑さんに、坂本さんが大切にしているパワーストーンのブレスレットをお守りとして渡して見送ります。
夜になり、エレガンスパレスへの道を歩く凪と慎二。
それを待っていたゴンは、2人の姿を見つけると、2人のいる反対側の歩道にむけて、勢いよく飛び出し、車にひかれそうになりながら、凪の前に現れます。
そして、
「俺、凪ちゃんのことが好き!」
と告白し始めます。
そして、いろんな女の子に渡していた鍵を回収してきたと話し、
「凪ちゃん、俺とつきあってください!」
と頭を下げて凪にお願いしました。
というところで、第9話終了です。
「凪のお暇」第9話 感想
似た者同士だった凪と慎二
いや~、まさかあんな展開になるとは、恐るべし毒親!
凪の母も母なら慎二の母も母で、自分のことしか考えてなくて残念でしたね。
それでも優しい凪と慎二って、当日まで親の空気を読んで本当のことを言えずにいて、
慎一兄さんが現れて、ぶち壊しのきっかけ作ってくれてよかったですよ、ホント。
慎一のぶっちゃけで、カオスとなった場を取り繕ろおうと必死の慎二の姿を見て、慎二と自分は同じだと思った凪でした。
森蔵ママも2人は似てるって言っていたけど、本当でしたね。
さすがママですね。見抜いていました。
そして今回よかったのは、凪が髪型をストレートにせずに母の前に現れて、最後には母に「嫌い」と自分の気持ちをはっきり伝えて、「お母さんのためには生きられない」と、母と離れたいことを伝えることができたことだと思います。
タイトルマッチ、勝ちましたね。
母にというより、自分にかな。
でも、後で母にひどいこと言ったと泣いてるところが、また優しいですね。
緑さんが、家族ってやっかいだというのもこんな所かなと思います。
完全に縁を切ることはできないのですよね。
市川さんやエリィの気持ちも切ない!
「凪のお暇」は主人公以外の女子のセリフや気持ちもリアリティありますよね。
今回も、市川さんがバブルに来て
「まだ、可能性あるのかなぁって、思いたくて」
と言ったセリフ、ちょっと涙が出ました。
わかるな~って思って。
それにしても、前回、慎二のマンションから出てくる凪の姿を見て、倒れた慎二の部屋を訪れるのをやめた市川さんでしたけど、あの時行っていたら、少しは展開違ったんじゃないかとも思いました。
恋愛ってそんなタイミングとかも複雑に絡み合いますね。
エリィも、ゴンに謝られて、
「何のこと?」
というセリフ、これも切ないですね~。
ゴンも凪のことを好きになって初めて、エリィにしたことも謝る気になったんだろうけど、謝られても逆に痛いような。
「何のこと?」
って言っちゃいますよね。
ゴンがいい所見せた回だった!
前回は、慎二にいい所を持っていかれてしまったゴンでしたけど、今回は、いいとこばっかりでしたね。
凪に、人は変われるって助言してあげて、凪が顔合わせの日に髪の毛ストレートにするのやめたし、凪がお母さんに「嫌い」と本音を言えたのも、ゴンの前回と今回の言葉が後押しになっていたと思います。(前回は、嫌いってこと、言葉にした方がいいっていう助言してましたよね。)
そして最後、ゴンの傷の理由が、女の子達から部屋の鍵を全部回収していたからだとわかって、あの鍵の量にちょっと唖然としたけれど、変わった自分で、真っすぐに凪と向き合おうとしている姿はいいですよね。
でも私が今回一番グッときたのは、ゴンが慎二に
「じゃあ泣かないでね。誰かに取られても。」
と言った時ですね。
なんかちょっとバチバチっと火花が見えた感じでグッときました~。
「凪のお暇」前回までのあらすじ&感想
まとめ
最終回に向けて、本当に盛り上がってきた第9話でしたね。
来週、凪は慎二かゴンのどちらかを選ぶのでしょうか?それとも、どっちも選ばないで1人で生きていくのか、気になりますね。
最初の頃は録画で見ていた「凪のお暇」でしたが、最近はリアルタイムで始まる前から待ち構えて見ております。
最終回、ホントに楽しみですね。
今回もお読みいただきありがとうございました。