いよいよ最終回を迎えた「凪のお暇」。
前回はゴンから凪への衝撃の告白シーンで終わりました。
凪はゴンとつきあうのか、慎二と復縁するのか、それとも・・・。
最終回でまとまるのか心配なくらいですが、凪の人生の選択を見届けたいですね。
今回も、あらすじと感想、番組関連情報をまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。
「凪のお暇」 NEWS!
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★「凪のお暇」オリジナルサウンドトラックが9月4日に発売されました!
「凪のお暇」 基本情報
原作
コナリミサトさんのコミック「凪のお暇」
出演者
大島 凪・・・黒木 華
我聞 慎二・・・高橋 一生
安良城 ゴン・・・中村 倫也
坂本 龍子・・・市川 実日子
吉永 緑・・・三田 佳子
白石 みすず・・・吉田 羊
白石 うらら・・・白鳥 玉季
中禅寺 森蔵(バブルのママ)・・・武田 真治
大島 夕・・・片平 なぎさ
市川 円・・・唐田 えりか
エリィ・・・水谷 果穂
足立 心・・・瀧内 公美
杏・・・中田 クルミ
凪の面接先の社員・・・ファーストサマーウイカ
「凪のお暇」第10話(最終話)あらすじ
ゴンからのまさかの告白に戸惑う凪。
スナックバブルに行き、坂本さん、森蔵ママ、杏 に人生相談をしています。
ママの見た占いによると、凪は50年に一度のモテ期で、次のモテ期は78歳だそうです。
これからどうしていいか混乱する凪に、ママは
「誰かと生きるのか、1人で生きるのか、いずれにせよ、あんたのお暇の出口、見えてきたってことかもよ」
と言います。
朝になり、凪がエレガンスパレスに帰って来ると、なぜがアパートにはダンボールがたくさん置いてあり、うららちゃんが切なそうな感じです。
凪が部屋に入りベランダに出ると、ゴンも出てきました。
ゴンからは告白の返事はいつでもいいと言われます。
凪はゴンのような人から好きになられるような果報は、ばちが当たるのではないかと思ってしまうのでした。
ハローワークに向かう道中、コインランドリーの前を通った凪は、坂本さんと描いた夢を思い出します。
一方、緑さんは、松山の施設にいる妹さんと再会を果たしていました。
妹さんは車椅子生活のようで、ご主人も亡くなり、子供もなく、旅館も人手に渡ったと話し、昔一緒に行った映画、「ローマの休日」の話などをしました。
妹さんはちょっと嫌味を言ったりもしますが、緑さんのことを懐かしんでいる様子もあります。
ハローワークから出てきて坂本さんと会った凪は、面接までこぎつけたと坂本さんに報告します。
坂本さんの手元に石がないことを指摘する凪。
坂本さんは緑さんに石を貸したこと、最近石に頼らなくなっていることを話します。
それは凪のおかげもあるようなことを遠回しに話す坂本さん。
凪はこんなところにもモテ期がきていると実感するのでした。
凪が、子供の頃に戻ってモテ過ぎる 花いちもんめ をしている夢を見ていると、緑さんがやってきて目が覚めます。
緑さんに花いちもんめがこわいと話していると、緑さんは松山に帰ると凪に告げます。
妹さんと映画でも観て過ごすということでした。
凪プロデュースの緑さんの送別会がスナックバブルで開かれました。
そこで緑さんが石のブレスレットを坂本さんに返すと、糸が切れてバラバラになりました。
「役目を終えたのかもしれません」
と石にお礼を言う坂本さん。
カラオケで、凪が歌う番になり、慎二は、凪は歌えないはずと言おうとします。
しかし凪は歌うと進み出て、「ジュリアに傷心」を歌って、最後には坂本さんもエリィも加わり、ママもサックスと思いきや、フルートで盛り上げました。
送別会も終わりに差し掛かり、みんなの会話から、エレガンスパレスが今月末で取り壊しになって、退去しなければならないことを初めて知った凪なのでした。
みんなも凪がそのことを知らなかったことに驚きます。
行くあてもなく困る凪に、うららちゃんが
「凪ちゃんも一緒に住もう!」
言います。
みすずさんは、お家を購入したので、当面は一緒に暮らせばいいと言ってくれました。
松山に出発する緑さんを見送る凪とゴン。
凪と緑さんはこの夏一緒に過ごしたことにお互い感謝していてお礼を言い合います。
緑さんはラブストーリーの結末を手紙で送るようにゴンに言います。
最後に緑さんは凪に、花いちもんめは、選ばれるのを待っていないで、自分で選べばいいと言って去って行きました。
緑さんと別れた凪は、部屋でママの「お暇の出口」という言葉を思い出しながら、ノートに向かい何かを書き始めます。
凪が面接に行ったのは、都内にコインランドリーを30店舗ほど持っている会社でした。
カフェやベーカリーも併設していて、人々の憩いの場になっているようです。
会社に復帰した慎二。
市川さんが現れ、
「私、もう大丈夫ですから!」
と元気そうに言いました。
慎二の後輩たちも、快気祝いをしようと言ってくれています。
慎二は、凪に送ろうとしていたスマホからのメッセージを送るのをやめました。
慎二が復帰した様子に少しテンションが上がっている様子の足立さん。
偶然同僚のデスクのスマホのメッセージアプリのやり取りが目に入りました。
自分が「アダサマ」と呼ばれ、今までの所業が「アダハラ」と言われていることを知り青ざめます。
同僚達との約束をキャンセルした足立さんに、帰宅しようと通りがかった市川さんが心配して声をかけます。
「私、最強のママがいるスナック、知ってますけど」
と足立さんを誘います。
スーツ姿で不動産屋の前を通りがかった凪は、よさそうな物件を見つけました。
部屋に戻ってノートに向かっている凪。
隣の部屋のベランダの窓が開く音がします。
出てみると、ゴンがゴーヤの最後の収穫をしていました。
凪も手伝ううちに、ゴンと過ごした日々がよみがえります。
ゴーヤ棚の片づけが終わると、ゴンが凪を連れて行きたい場所があると誘います。
ゴンは引越し先のアパートへ凪を連れて行きました。
そして、部屋の鍵を凪に差し出して、一緒に暮らして欲しいと伝えます。
それに対して、
「ゴンさんの隣にいれたら、たぶん、絶対幸せで、幸せすぎて、今のわたしじゃまた簡単に流されると思う 」
と自分を丸ごと認めてもらったことに感謝して、自分も美味しい空気を周りの人にあげられる人になりたいと話します。
ゴンは
「凪ちゃんいなくなったら俺なんもなくなっちゃうよ」
と更に鍵を差し出して
「ダメなんて言わないで」
と涙を流します。
「ごめんなさい」
という凪を、ゴンが抱きしめました。
「ゴンさんに会えて本当によかったです」
「俺も」
凪は部屋を出ていきました。
就職が決まったことを報告し合う凪と坂本さん。
凪はコインランドリーで修行してお金を貯めて、坂本さんとの夢をかなえたいことを話ます。
坂本さんは、やるはずだったコインランドリーの会社の息子さんから声をかけられて、内装会社の営業をすることになったようです。
坂本さんも、凪とのお店をやるために役に立ちそうだからそこで働くということで、お互い夢をあきらめていないことを確認し合いました。
壊されるアパートを最後に思いっきり遊ぼうと、うららちゃんを誘って、ペンキで落書きをする凪。
そこにゴンも加わり、黄色いペンキで沢山の落書きをしました。
うららちゃんとも「一生友達」と確認し合った凪。
みすずさんともお礼の挨拶をし合いました。
ゴンもアパートから去って行きました。
ママと一緒に犬の散歩をする慎二。
どうしたら凪の役に立てるかを考えてると言う慎二を、ママが抱き上げたところで凪から慎二に電話がありました。
喫茶店で待ち合わせた凪と慎二。
凪は来週から就職することと、新しい部屋で暮らすこと、ゴンからの告白を断ったことを慎二に話します。
慎二は、明日のお暇の最終日を自分にくれないかと凪を誘いました。
翌日、エリィのお店で買った服で現れた凪。
デートする2人は楽しそうです。
2人は水族館に行き、いつかのデートで見た「群れと逆行するイワシ」を探しました。
するとそれらしきイワシを2人で見つけました。
凪は、お暇中も慎二がいざと言う時は助けてくれたことにお礼を言い、付き合っていた時に、本当の慎二のことをわかってあげられていなかったことを謝りました。
付き合っていた頃は、慎二と結婚して、上手くいかないことから逃れたいと思っていたと話します。
でも今は、お暇中に出会ったみんなのお陰で、やりたいことを見つけられるようになってきたとノートを見せます。
そこには「自分で車を運転して出かける」ことや、「人に興味を持つ」など、凪がやりたいことがいくつも書かれていました。
「今ね、ちょっとだけ未来が楽しみなんだ」
という凪。
「でもその未来には俺はいない。だろ?」
と慎二。
「お前はもう1人でしっかり泳いでるよ」
と凪を卒業してやるとちょっと上から目線で言います。
「好きになってくれてありがとう」
と言って去ろうとする凪を、最後にハグしようとする慎二。
拒絶する凪と慎二は言い合いをしますが、それもお約束的なもので、2人は別れました。
取り壊されるエレガンスパレスを見つめながら、アパートにお礼を言う凪。
「お暇おしまい」
と家財道具を自転車に乗せて、坂本さん宅を訪れます。
新居に移れるまでの間、坂本さん宅にお世話になる予定だった凪でしたが、坂本さんに彼氏ができていて、断られてしまいました。
なんとその彼氏は、慎二の兄の我聞慎一だったのでした。
「そっちはダメ、闇です!」
慎一にハマる坂本さんを止めようとする凪でしたが、追い出されてしまいました。
慎二は豆苗を料理するなど、新しい生活を始めたようです。
凪は「とにかく仕事行こう!」
と自転車に乗って気持ちよさそうに進んでいきました。
(完)
「凪のお暇」第10話(最終話)感想
慎二とゴン、どっちも選ばず自立の夢を選んだ凪
もったいないですよね~。
50年に一度のモテ期だなんて知っちゃったら、このチャンスは絶対逃せないって思ってしまいそうですけど、凪は迷いながらも自分の頭と心でしっかり考えて、慎二とゴン、どちらとも一緒にならない選択をしたのですよね。
個人的には、緑さんのアドバイスが効いたのかな?と思っています。
緑さんが別れ際に、花いちもんめは選ばれるのを待っていないで、自分が選べばいいということを言っていました。
それが凪の人生の選択を後押ししたのではないかと思ったし、ドラマの中で、凪の選択を暗示するシーンだったのかなと思いました。
他人の選択に身をゆだねるのではなく、自分で自分の人生を選び取って、自立して生きていく。
そうしたら、そんな自立した流されない自分になった時に、自立した者同士として手をつなげる、凪にふさわしい人が現れるのかなぁ、そうなって欲しいなぁと思いました。
「美味しい空気をあげられる人」って表現、なんかいいですよね。
少しでもそんな自分に近づきたいものですね。
凪と森蔵ママの別れのシーンが欲しかったなぁ。
最終回で、凪と周りの人達の別れのシーンってそれぞれ描かれていたけれど、森蔵ママとはなかったですよね。
就職が決まって凪ボーイがいなくなっちゃうということで、ママが最後に何か言ってくれてもよかったかも?!とちょっと思いました。
やっぱりこのドラマの重要なキーマンでしたからね。
緑さんの送別会で、ママがサックスを吹くと思いきやフルート吹いたのには笑いました。(武田さんと言えば、サックスのイメージですからね。)
全話を通して
凪ちゃんの純粋で優しい人柄が可愛くて、もう黒木華さんが演じてるってことを忘れちゃうくらいでした。
もう黒木さんが凪ちゃんそのもののような気持ちで見てしまっていました。
慎二も最初の頃の号泣キャラには笑わせてもらったし、凪に謝るシーンはグッときたし、最後のデートでの別れも凪の背中を押して、凪の役に立とうとしたのかと思うとけなげに感じました。
毎回毎回、今回の緑さんのセリフみたいに心に残るセリフがあって、自分にひきつけて考える機会も多かったドラマだったなぁと思いました。
「凪のお暇」 前回までのあらすじ&感想
まとめ
初めて「凪のお暇」を見た時から、あっという間に2ヶ月が経ってしまい、もう終了ということで寂しいですねぇ。
コミックの方はまだ続いているということで、そちらも読んでみたくなりました。
ドラマの方も、ぜひ続編を希望したいですね。
坂本さんと我聞慎一の恋愛の結末も気になりますし。笑
下の写真は、うちの豆苗です。
ここ数日でよく育ちました。
こんなに育ったのは初めてです。
なんか「凪のお暇」パワーあったのかなぁと思ったりして。(*‘∀‘)
それでは、ここまでお読みくださりありがとうございました。