先週末(2019年春)、長野県の上田城に桜を見に行って来ました。
少し前のNHKの大河ドラマ「真田丸」で話題になったお城です。
上田へ出発
長野県に住んで早2年。
関東の桜はもう散ってきているようですが、長野は4月中旬以降のこれからが見頃なんですよね。
と言っても先週末時点で、まだまだ開花したばかりの所が多い中、上田城は7分咲きということで
「行ってみよう!」
ということになり、土曜でまだ寝ていたいところを頑張って、夫と二人で朝から行ってきました。
車で行ったのですが、上田市内に入ると、街路樹や民家の桜もかなり咲いていて一気に春めいてきました。
それにしても、上田市は長野県の中で東の、比較的北寄りに位置しているのに、中部よりも先に桜が咲いているのが不思議ですね~。
この辺りが盆地(上田盆地というらしいです。)だからちょっと周りより暖かくなるのが早いのかなぁとも思います。
山梨県の甲府盆地も夏、暑いですものね。
上田城到着
車を近くの駐車場にとめて、歩いて上田城に着くと、立派な門が見えました。
「東虎口櫓門(ひがしこぐちやぐらもん)」というそうです。
この門の前に桜が咲いていて、とても映えますね~。
「真田石」という有名な大きな石もこの門にあります。
お城が建てられた400年以上前に思いをはせてしまいますね。
なんでも、真田信之が父の形見として他の場所に動かそうとしたものの、
この石が直径3メートルもある為に動かなかったという伝説があるみたいです。
門の前では、戦国時代の甲冑を着て写真を撮ってもらえるコーナーがあり、人が群がっていました。
子供が無料という看板が目に入りました。大人も無料かな?ちょっとよく見えませんでした。
子供の甲冑姿が、可愛くも凛々しくて、5月の節句を前にこちらで写真を撮るのもよいですよね。
上田城敷地内へ
中へ入っていくと、お堀に沿って、桜が咲いているのが見えます。
まだ5分咲き位のものもあれば、場所によっては満開の桜もあります。
お花見の時って、満開を見ることが多かったのですが、咲き始めの桜もみずみずしい感じがしてこれはこれでいいなと思いました。
お堀に沿って咲く桜、それに沿ってたくさんの出店が並んでしました。
綿菓子や、焼きそば、チュロスにかき氷、今はやりの韓国のハットグでしたっけ?
そんな感じのもあり、射的や金魚すくいもありました。
こんなにたくさんの出店は久しぶりに見ましたね。
あと、出店とは別に手裏剣体験のコーナーなどもあり、有料でしたが子供も大人も投げていましたね。
「ここのお城は忍者も関係あったのかしら?」
なんて思ってちょっと調べてみたら、真田家はけっこう忍者を使っていたみたいなんです。
かっこいいですね~。
徳川軍を2回も撃退した上田城と真田家の人々に思いを巡らせてしまいますね。
お堀の樋
こんなのもありました。
「百間堀の樋(とい)」というそうです。
堀に水を流すためのもので、元々は木の樋だったものが腐ってしまって1702年に石の樋に変えた時のものが今に残っています。
当時あった堀は、今は陸上競技場になっているのでこの樋が近くで見られるのですね。
一応中を覗いて見ましたよ。しゃがんでなら中に入れそうです。
「この樋に入って行ったら、出口は戦国や江戸だった!なんてことがあったら面白いなぁ。」
などとちょっとワクワクしてしまいました。
今度行かれる方はぜひ覗いてみてくださいね。
くるみおはぎ
そうそう、「くるみおはぎ」というのを食べました。
出店というより物産展みたいな場所にありました。
上田の名物なのでしょうか。くるみの香ばしさがあり、みたらしだんごっぽい味で美味しかったです。
テントがはってあって、テーブルと椅子も用意してくれていたので、座って食べられましたよ。
アクセス
・ 電車
最寄駅(JR上田駅、しなの鉄道上田駅、上田電鉄別所線上田駅)より徒歩12分
・徒歩
上田駅お城口正面から約12分
・バス
上田市街地循環バス赤運行(あかバス) 上田駅乗車➡公園前下車(200円)
・車
上信越自動車道 上田菅平インターチェンジから約15分
駐車場
上田城跡駐車場 普通車88台
上田城跡北観光駐車場 普通車224台
おわりに
天守閣がないのが、松本城などと比べるとさびしげな感じがするのですが、
元々なかったのではという説も、あったのではという説も両方あるようですね。
いずれにせよ、実戦重視の城ということで、訪れる価値のあるお城だなぁと思いました。
帰りにちょっと足を延ばして駅の方を見て帰りました。
上田駅周辺は、新幹線が通っているだけあって都会的な感じで、きれいでしたよ。
また今度ゆっくり観光に来てみてもいいなと思いましたね。
お花見は2時間くらいだったのですが、お天気がよかったので気付けば頭がアツアツになっていました。
これからの季節は帽子があった方がよさそうです。