お彼岸が過ぎてから急に肌寒くなってきた気がします。
私が住んでいるところでは、もうちらほら紅葉が始まっています。
「読書の秋ですね。」
なんて言ってみたりして。(´▽`)
最近読書はあんまりできていないんですが、こないだ懐かしい絵本を見つけたんです。
「やっぱりステーキ」の帰りに
先日の、静岡日帰り旅行の記事にもちょこっと書いたのですが、夕飯を食べに新静岡駅から少し歩いたところにある「やっぱりステーキ」というお店に行きました。
やっぱりステーキは、路面店的な建物の2階にあったので、階段を上っていったんですけど、その時にちらっと1階に古本屋さんらしきお店があるのが目に入りました。
なんか、たたずまい的に気になる。
だけど今は夕飯だよね。
ということでそのまま2階に上がって、こんなご時世なのでパパッとステーキを食べてきました。(ちなみに個人的には「いきなりステーキ」とちょっと似てるように思ったけれど、お値段が少し抑えめのようですね。)
そしてお店を出て階段を降りると、やっぱり1階の古本屋さんが気になって、
「ちょっとだけ、ちょっとだけ寄っていい?」
と夫に言ってお店の中に吸い込まれるように入って行きました。
懐かしい絵本見つけた!
お店に入りわずか数秒で、積まれた本の一番上にあった絵本に目が止まったんです。
あ、この本知ってるかも?
いや違うかな?
と思って表紙を開けてページをめくっていくと、昔見たことがある印象的な絵を、いくつか見つけました。
あ、やっぱり。
やっぱあの絵本だ。
この本なんですけどね。
「パンのかけらとちいさなあくま」
という絵本で、子供の頃、ウチにあったんです。
この小さなあくまの男の子の絵が特徴的で、ちょっと怖いような気さえするんですが、それにまた惹きつけられて、内容は忘れてしまっていましたが、やっぱり絵が好きだったんですね。 覚えていました。
今でも時々、姉と話すんです。
姉「むかし家にあった、絵が怖い系の絵本さぁ、みんななくなっちゃったよね。」
私「うんうん、あれ何でなくなっちゃったのかなぁ。」
姉「お母さんがたぶん人にあげちゃったんだよ。あれまた見たいよねぇ。」
なんて会話を何度したことか。
ホントに40代の姉妹の会話か?って感じですけど、そういう時は童心に帰ってしまうようです。(笑)
というわけで昔懐かしい絵本のうちの1冊が見つかって、買って帰ることにしました。
「水曜文庫」さんは素敵な古本がいっぱい
絵本を手に、他の棚にも目を移すとブワーッとテンションが上がりました。
そこには中原淳一さん関係の古いものが集められていました。
中原淳一さんはいろんな肩書きがあるようですが、私の中で一番イメージがあるのは何と言ってもおしゃれで可愛くて品のある女の子のイラストです。
戦後大活躍されたようですが、亡くなった後も何度もブームが来ているような方です。
こんな素敵なイラストです。
↓↓↓
そんな中原さんの昔の雑誌やら本やら絵葉書やらかるたやらが、次々に目に入ってきます。
あぁ、あれも見たい。これも、そしてこれも。
次から次へと手に取ってしまいます。
私こういう乙女チックなの、結構好きなんですよね。
結局私が小学生の頃に発売された絵葉書セットを買ってしまいました。
その他にも夏目漱石の古そうな布の本が置いてあったり、ちょっと見ただけでも私の心に響くような本がそこかしこで見つかる感じがして、ちょっと鼻血が出そうになりましたよ。(笑)
そうは言っても長野県まで、また車で3時間かけて帰らないといけないので、長居はできませんでしたけど、濃い時間を過ごせました。
心に栄養が染み渡った感じがします。
お店を出る時に見た店名が「水曜文庫」でした。
なんかいい名前ですね。
後でちょっと調べたら水曜文庫さんのある辺りは、魅力的な本屋さんが集まっているらしいです。
なかなか行かれないけれど、私にとってまた訪れたいワンダーランドが見つかりました。(笑)
そうそう、後でネットで調べたら、まだ売っていたんです。
懐かしの絵本。
前から探せばあったのかもしれないけれど、タイトルも忘れてしまっていたし、あの古本屋さんで見つけたから、ちょっと運命的に感じたし、満足感が高まった感じもするし、まぁよしとしよう!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。