遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
1月1日から、夫の義実家に帰省しておりました。
私は実に2年半ぶり。(;'∀')
久々の飛行機旅にリフレッシュ気分を味わいつつ、また義父の衰えに時の流れを感じたお正月でもありました。
久しぶりの空の旅
元日の午前中に出発です。
出発時の私の足跡。
(4日の午後に帰って来た時もまだ残っていましたよ。
とけといてくれ~、でも雪がこれ以上積もらなかったのも幸いか。。)
さて、車で松本空港へ
コジンマリした松本空港。
フジドリームエアラインズの飛行機が離着陸します。
早めに着いて、人もまばら。
空港のベンチで必死に年賀状書きまくっている夫婦がいて、すごい締め切り迫ってる感出てましたね~。
コロナ対策の長野県らしい案内にほっこり。(りんごは長野の名産品なのです。)
20個分、こういうことね♡
私達が乗る福岡行きの飛行機
小さな赤い飛行機です。
少し飛行機からの景色を。
富士山と諏訪湖。
なんか横長ですね、諏訪湖。
去年、立石公園から見た時は、ま~るいように見えたけれども。
今年は御神渡りしますよ~に!
富士山と、手前は南アルプス
南アルプスに粉砂糖のように雪が少し降りかかっている姿が何とも言えませんでした。
少しひいて、
奥→富士山
手前→南アルプス
一番手前→中央アルプス
関門海峡の辺り
左奥の飛行機の翼下の所に、関門海峡があるようです。
そして海。
海なし県の長野県民としては、海を見られるのは嬉しいことです。
飛行機に乗るのが久しぶりで少し緊張しましたが、お天気もよく景色が綺麗だったので、カメラマン気分で夢中で写真を撮っているうちに、時間があっという間に過ぎました。
義実家のお正月
「ミケうさぎさん、父の衰えにショックを受けるかもしれないよ。」
と、10月頃に両親が心配で一度1人で帰省した夫から、そう言われていました。
認知症が進んで、ほとんど言葉も出ないし、歩行器でやっと歩く状況だと。
ショートステイを繰り返している義父は、お正月にお家に帰ってきていました。
私のこと、憶えていてくれたみたいで、顔を見ると絞り出すような声で私の名前を呼んでくれました。
いろいろ日常生活の仕方を忘れてしまっている部分もあるのですが、出来ることと出来ない事の法則がよくわからない感じです。
けっこう我を通すタイプだったはずなのに、施設の人達に全く反抗することもなく、扱いやすい人に変わっているらしく、意外です。
お酒が大好きだったのに、お酒を欲することは忘れてしまったようです。
その一方で、お箸は上手に使ってご飯をたくさん食べることができたりします。
でも最近はショートステイから自宅に帰ってくると、夜中に転んでしまったり、トイレもかなり難しくなっていて、細い坂道が多い土地柄、車が寄せられる場所まで庭から階段を昇ったり、ガタガタの道を歩行器を使って歩いて行くのに、相当の困難があるようです。
義姉の運転する車で一緒にショートステイ先に送って行った時も、車まで1分の距離も、皆のサポートを受けながら30分くらいかかりました。
施設に着いて、玄関でお別れかと思いきや、義父の部屋まで一緒に入っていいと言われ、ついて行きました。(コロナのせいで前は中まで入れず、義姉も初めて義父の部屋に入るそうです。)
施設の玄関からお部屋まで、また歩行器でゆっくり歩く義父。
すごく大変そうなのですが、施設のスタッフさんも簡単に車椅子に乗せることはせず、
「〇〇さん、がんばれがんばれ!」
と応援してくれて、義父も頑張って15分か20分くらいかけて歩いて施設の自分の部屋に入りました。
施設の中で歩く途中、義父の後ろ姿を見てハッとしました。
前からちょっと外国人っぽさのある彫り深めの義父の顔と、日本人っぽい平たい顔の夫が似ていないと思っていました。
だけど後ろから見た義父の頭の髪の生え方、つむじからの流れ方が夫にそっくりでした。
こんな所が似てたんだ、とちょっと感動。
部屋に入って座って洗面台で手を洗う義父が、洗面台の鏡ごしに、また絞り出すように私の名前を呼びました。
そして、サッと片手を上げて私にニコッとしたんです。
この様子にスタッフさんも義姉も、わ~っとなりました。
最近では、なかなかこんな様子は見られなくなっていたそうです。
本当は義父は、息子である夫が帰って来たことが嬉しかったと思うのですが、その気持ちが血のつながらない私への方が表現しやすかったのかもしれません。
「他人が入った方が風通しがよくなる」とかも言いますものね。
義父の背中をさすりながら
「おとうさん、また来ますからね。」
と明るく言って部屋を後にしました。
義父のひょうきんな感じの笑顔に少し希望が持てたし、
義母と義姉はとっても元気だったので、久しぶりに沢山話ができて楽しく過ごす時間もありました。
世の中の状況もあるので、次にいつ帰省できるかわからないけれど、早めにまた顔を見せられたらなと思います。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。
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