今年の夏、手が痛くてブログをお休みしていた時に、アマゾンプライムで映画やドラマをけっこう観ました。
(手を安静に保つのに、私の場合一番いいのが寝るか映画やドラマに没頭するかだったので。なんせすぐスマホ触ろうとしちゃうから。)
その中でも、とても好きな感じだったのが
「パンとスープとネコ日和」
というドラマでした。
小林聡美さん主演で2013年にWOWOWで放映された4回連続ドラマです。
アマゾンプライムで映画やドラマを観ていると、私が選ぶ作品の傾向から、アマゾンプライムがおすすめを表示してくるのですが、それですすめられて今回初めて観てみました。
あらすじ
主人公のアキコは母と二人暮らしで、長年出版社に勤務しながら、本の編集に情熱を傾けてきた。
そんな彼女が母の急死と突然の経理部への異動辞令をきっかけに退職。
母の営んでいた食堂を改装してお店をオープンさせることになる。
メニューはサンドウィッチとスープだけのシンプルなものでしたが、人気店になっていく。
アルバイトのしまちゃんや、近所の喫茶店のママや店員のユキ、母の商店街仲間のおじさん達、お客さん、ネコのタロなど、登場人物との何気ない日常の交流が描かれる。
「パンとスープとネコ日和」のふしぎな魅力
写真はイメージでドラマと関係ありません。
(ちょっとネタバレあります。)
このドラマを観始めてから、すぐに感じた作品世界の居心地のよさ。
ずっとその世界に浸っていたいような気持ちになりました。
全4回を大切に観たけれど、あっという間に終わってしまって残念でなりませんでした。
そして終わってから、
自分はどうしてこのドラマが好きなんだろう?
どっちかというと日常が淡々と描かれたような作品なのに。
とふしぎに思いました。
アキコが作るお食事がいい ♪
ドラマの魅力として最初に思うのが、素敵なカフェスタイルのお店で丁寧に作られたお食事が美味しそうで、食の魅力があるなと。
作品の中では、アキコが料理をするシーンがよく出てきます。
お店に出すものもよい素材で丁寧に作っている様子が見られるし、ドラマに登場する日常の食事も美味しそうなのですよね。
やっぱり、人って自分で丁寧に料理をしたり、真心込めて作られた食事を食べることで、身体だけじゃなく心が整う部分があるのかもなぁと思いました。
ドラマだから、こっちは見てるだけだけど、お客さんも幸せそうに食べていて、なんかほっこりするのですよね。
アキコの持つニュートラルな心に安らぐ
ドラマの中で、母の急死や理不尽な人事異動などの人生の大きな変化に出くわしたアキコですが、ショックは受けるものの、割と淡々と受け止めているように描かれています。
人からの助言やお客さんの言動にも、感情的にならず受け止めた上で、自分のやりたい方向性はブレないという静かなる強さ。
そういう様子を見ていると、アキコさんは自分の心をニュートラルに保ちやすい人なのかなと思います。
喜怒哀楽が多いドラマって面白いし感情移入できて好きですけど、自分の状況によっては感情が上下に振れ過ぎると疲れてしまう場合もある。
だけどこのドラマのアキコさんは、穏やかな心を保っていて、それが観ているこちらの気持ちを楽にしてくれる部分があるのではないかと思うのですよね。
そして人の意見に影響を受け過ぎない静かな強い心にも憧れます。
これはアキコを演じる小林聡美さんの資質がにじみ出ているというのもあるのかもしれませんね。
小林さんの作品が好きな人が多いのもうなずけます。
美味しい食事を作る穏やかな心の持ち主のアキコの周りに集まる登場人物も、自然体で心根の優しい人々で、その交流にも温かい気持ちにさせられます。
ネタバレになりますが、ドラマに出てくるワードで「楽な庭」というのがあります。
このドラマ全体に人を楽にしてくれる空気感が漂っていて、観ている人に、いつまでもここにとどまりたい、と思わせる陽だまりのようなドラマだと思ったのでした。
このドラマが気になった方は、DVDや、「アマゾンプライム」や「Hulu」などの動画配信などで観られるので、よかったら観てみてくださいね。
このドラマの原作は 群ようこ さんの同名小説です。
小説の方は私はまだ読んでいないので、どんな感じか読んでみようかなと思っています。
数冊出ているようで、ドラマでは描かれなかったその先らしきエピソードもあるみたいなので気になっています。
↓
ちょっと前ですが、ある駐車場の一部分だけ花盛りで面白くて撮りました。
陽だまり!?(*''▽'')
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最後までお読みくださりありがとうございました。